車通勤と原付通勤、年間いくら差が出る?

車通勤と原付通勤を比較した年間20万円のコスト差を示すイメージ 維持費

フィット・ワゴンR・原付(125cc)でリアルに比較してみた

「原付にするとお金が浮く」とよく言われますが、
実際に年間いくら差が出るのかは、なかなか見えにくいものです。

そこで今回は、
実際の保険見積・タイヤ代・駐車場代まで含めた条件で、

  • フィット(1.3L)
  • ワゴンR(軽・ハイブリッド想定)
  • 原付(125cc)

この3つを、同じ通勤条件で比較してみました。


比較の前提条件(今回のモデルケース)

まずは、今回のシミュレーション条件です。

  • 通勤距離:往復60km
  • 通勤日数:月20日
  • 年間走行距離:14,400km
  • ガソリン単価:150円/L
  • 駐車場:自宅+職場で月6,000円(年72,000円)
  • 車検:10万円/2年(年5万円換算)
  • 原付の雪・悪天候時:
    → 年2〜3日、公共交通機関を利用(1,000円×3回

※あくまで一例ですが、「地方でよくある通勤条件」を想定しています。


任意保険は「実際の見積もり金額」を使用

ここはよく誤差が出るポイントなので、
実際に契約している保険の見積書をもとにしています。

  • フィット
    → 等級+団体割引あり、車両保険等の補償厚め
    約75,000円/年
  • ワゴンR
    → 等級+団体割引あり、車両保険等の補償厚め
    約65,000円/年
  • 原付(125cc)
    → ファミリーバイク特約(人身傷害型の補償重視)
    約15,000円/年

「ネット保険並みの金額」という、かなり現実的な条件です。


タイヤ・冬対策もすべて含めて計算

フィット(1.3L)

  • 夏タイヤ:40,000kmで交換(6万円)→ 約21,000円/年
  • スタッドレス:ダンロップ WINTER MAXX(3シーズン毎に交換。タイヤ代6万、初回ホイール代2.5万、交換工賃4400円/回)
    → 10年平均で 約37,000円/年

ワゴンR(軽)

  • 夏タイヤ:40,000kmで交換(4万円)→約14,000円/年
  • スタッドレス:タイヤ代5万円。交換頻度はフィットと同じ。
    → 年平均 約33,000円

原付(125cc)

  • 夏タイヤ:年2回交換(約36,000円)
  • スタッドレスなし
    → 雪の日は公共交通機関(年3,000円)

年間コスト比較表

項目フィット(1.3L)ワゴンR(軽)原付(125cc)
年間走行距離14,400km14,400km14,400km
ガソリン代144,000円120,000円54,000円
任意保険75,120円65,000円15,000円
自動車税30,500円10,800円2,400円
自賠責保険3,000円
車検(年換算)50,000円50,000円
駐車場(自宅+職場)72,000円72,000円0円
夏タイヤ(年換算)21,600円14,400円36,000円
冬対策・スタッドレス等37,140円33,140円3,000円
オイル・消耗品18,000円12,000円10,000円
年間合計448,360円376,340円123,400円

※走行距離・保険条件・地域事情により金額は変動しますが、
「固定費構造の差」が年間コストに大きく影響する点は多くのケースで共通しています。


どれくらい差が出る?

  • フィット → 原付
    約32万円/年の差
  • ワゴンR → 原付
    約25万円/年の差
  • フィット → ワゴンR
    約7.2万円/年の差

軽自動車に替えても節約にはなりますが、
原付との差は別次元というのが、正直な印象です。


なぜ原付はここまで強いのか

原付が有利なのは、
「ガソリンが安いから」だけではありません。

  • 車検がない
  • 駐車場代がかからない
  • 保険料が圧倒的に安い
  • 高額な冬装備が不要

こうした固定費の構造そのものが違います。


浮いたお金は、どうなる?

たとえば原付にすることで、

  • 年25万円〜30万円
  • 10年で250万〜300万円

これだけの差が生まれます。

このお金をそのまま生活費に溶かすのではなく、
NISAで自動積立に回すとどうなるかは、別記事で詳しくまとめています。


原付で浮いたお金を投資に回したらどうなる?
差額10万〜40万円の20年シミュレーション


まとめ

車は便利で快適な乗り物です。
ただ、「毎日の通勤」という用途に限ると、

  • 本当に必要な性能か?
  • 固定費を払い続ける価値があるか?

一度、数字で見直してみる価値はあります。

原付は派手な節約術ではありませんが、
静かに、確実に、家計の余力を増やす道具だと感じています。


※注意書き(記事末におすすめ)

本記事は一例のシミュレーションです。
走行距離・保険条件・地域事情により結果は変わりますが、
原付通勤が固定費を大きく下げやすい構造である点は多くのケースで共通しています。

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