貯めても不安が消えなかった。だから僕は運用を選んだ

投資によってお金を育てる考え方を表したイラスト 考え方/このブログについて

正直に言うと、
ぼくが投資を始めた理由は「お金を増やしたいから」ではありません。

貯金を頑張っても、
どれだけ数字が増えても、
将来への不安がまったく消えなかったからです。

この記事では、
ぼくが「貯金だけでは無理だ」と感じ、
失敗を繰り返しながらも運用を続けている理由を、
できるだけ正直に書いてみようと思います。


貯金が当たり前だった子ども時代

ぼくの母はシングルマザーでした。
普段から浪費を嫌い、学費や将来のためにコツコツお金を貯めてくれる人です。

「何かあった時のために、貯めておきなさい」

そう言われて、
お年玉をもらうたびに一緒に郵便局へ行き、預金していました。
通帳の数字の「0」が一つ増えるたびに、
なぜか安心したのを今でも覚えています。

きっと、
お金がないことへの不安が強い家庭だったんやと思います。
だから自然と、貯金=正解だと信じていました。


貯めるのは大変、使うのは一瞬だと知った

その考えが少し揺らいだのは、大学受験の頃でした。

参考書を買おうと思ったとき、
「これは本当に必要かな?」と迷って、
母に頼れず、自分の貯金から出すことにしました。

数万円。
子どもながらに、時間をかけて貯めたお金です。

でも、使ってみると本当に一瞬でした。

「え、こんなにあっさり消えるんや…」

そのとき、
貯めることの大変さと、使うことの速さの差に、
なんとも言えない虚しさを感じました。


社会人になっても、安心は積み上がらなかった

社会人になってからも、
学生時代の延長みたいな生活を続けていました。

贅沢はしていません。
でも、できるだけ使わずに暮らしていたら、
就職1年目で100万円を貯めることができました。

「これで一人で生きていける」

そんな実感があって、正直うれしかったです。

でも、少し冷静に考えてみると、
すぐに違和感が出てきました。

  • 車を買ったら?
  • 数年ごとの大きな出費は?
  • 老後はどうなる?

試算してみて、愕然としました。

最低限生きるだけで、年間200万円。
年金もあてにできないとすると、
60歳から80歳までで約4000万円。

ぼくが1年で貯められるのは100万円。
全部貯金に回しても、ようやくトントンか、下手したらマイナスです。

家や車を一度でも買ったら、終わる未来が見えました。


一度、考えるのをやめて浪費した

正直、そこから少し逃げました。

「独身やし、今使おう」
「野垂れ死んでも、まあええか」

そんな強がりで、
老後のことを考えないようにしていました。

でも、数年後、
資産がほとんどない自分を
急に恥ずかしくなりました。

もし突然死んだら、母に何も残せない。
そう考えたとき、あの不安がまた戻ってきました。


投資を始めたけど、うまくはいかなかった

ちょうどその頃、歴史的な円高でした。

「ドル資産を持てば、何か変わるかもしれない」
そう思って、よく分からないままドル建て保険を契約しました。

今振り返ると、
これはあまり良い選択ではなかったと思います。

その後、投信を始め、
毎月分配型の仕組みに違和感を覚え、
株、信用取引、レバレッジETFへ…。

結果は、数百万円の損失でした。

正直、しんどかったです。


それでも続けられた理由は「入金力」だった

それでも投資を続けられたのは、
生活コストが低かったからやと思います。

原付生活をしていたことで、
家計の固定費は自然と下がっていました。

収入は高くありません。
副業も怖くてできませんでした。

それでも、
少額でも投資に回せるお金を、
細く長く生み出し続けることができました。


貯金では、人生は変わらないと悟った

大きな失敗をして、
はっきり分かったことがあります。

貯金の利子は、あてにならない。

頼れるのは、
自分の稼ぐ力と、
お金にも働いてもらう仕組みだけ。

給料は上がらない前提。
下がることはあっても、上がらない。

もう、
投資から逃げる選択肢はありませんでした。


今は、子どもと一緒に考えたい

今、家族をもって
正直、
子ども世代は、
給料だけで生きていくのは
もっと厳しくなると思っています。

だからこそ、
成功も失敗も含めて、
投資というものを見せたいと思いました。

正解を押し付けたいわけではありません。
一緒に考え、悩みながら、
ゆっくり資産形成を学んでいけたらと思っています。

ここまで書いてきた考え方は、
原付生活で生活コストを下げ、
投資に回せるお金(入金力)を作ってきた経験ともつながっています。

具体的にどれくらい差が出たのかは、
こちらの記事でシミュレーションしています。

原付を選んだことで、投資に回せたお金の話(シミュレーション)


おわりに

投資は魔法ではありません。
失敗も、痛みもあります。

でも、
貯金だけでは守れない未来があるのも事実です。

だからぼくは、
今も運用を続けています。

――――――――――

ここまで読んでくれて、ありがとうございます。


タイトルとURLをコピーしました