PCXのオイル交換方法を探している方へ。
この記事では初心者でも失敗しないやり方を、16万km乗った実体験ベースで解説します。
「オイル交換って、お店でやってもらうもの」
昔の自分もそう思っていました。
でもPCXに16万km乗ってきた今、はっきり言えます。
PCXのオイル交換は初心者でもできる。しかも、やる価値がある。
- 待ち時間:ゼロ
- 作業時間:約30分
- 年間で約4,000〜5,000円の節約
- エンジンの異変に気づける“簡易健康診断”
この記事では、メカ音痴でも失敗しにくいPCXオイル交換を
結論 → 理由 → 手順 → 注意点 の順でまとめます。
※気になるところから読んでOKです。
初めての方は「必要なもの」→「手順」の順がおすすめです。
PCXのオイル交換は初心者でもできる理由
- オイル量:約0.8L
(※JF56は約0.8L〔オイル交換時〕、ストレーナー確認時は約0.9L。必ず取扱説明書を確認) - 外すボルトは基本1箇所(ドレンボルト)
- カウル脱着なしで作業可能
高い技術よりも大事なのは、準備と順番。
構造がシンプルだから、初めてでも再現しやすいです。
PCXのオイル交換に必要なもの【最低限】
■ 必須
- エンジンオイル1L缶(推奨粘度 10W-30 など ※年式確認)
- ラチェットセット
- トルクレンチ
- 廃油受け皿
- 廃油処理箱
- トレイ(部品置きとして)
- ジョウゴ(シリコン製がおすすめ)
- ウエス(古布)
- 計量カップ(1L)
- キッチンペーパー
- 古着(Tシャツ等)
- ゴミ袋
最初にそろえても数千円(トルクレンチ次第)。
次回以降はほとんどオイル代だけで済みます。
👉 使っている工具まとめはこちら(執筆中)
※初回にそろえるなら「廃油処理箱」「10W-30オイル」「ラチェットセット」の3点が必須です。「トルクレンチ」があると安心して作業できます。
PCXのオイル交換手順【失敗しない順番】
作業時間の目安:30分
交換目安:3,000kmごと(通勤使用は早め推奨)
① 事前準備(ここが一番大事)
- 軽く暖気(走行直後は熱すぎるので注意)
- フィラーキャップ周りを拭く(砂混入防止)
- ドレンボルト周辺の汚れ確認
準備物はすべて手の届く位置へ。
焦らなければ失敗しません。
② 古いオイルを抜く

- 廃油受け皿をセット(サイドスタンドの方がボルト下に置きやすいです)
- ドレンボルトを緩める(最後は手で)
- 外す瞬間“ドバッ”と出るので落ち着いて手を避ける
フィラーキャップを軽く緩めると抜けが良くなります。
サイドスタンド状態で軽く左右に揺らす程度でOK。
(これやらないとほとんどオイルが抜けません)
ポタポタになれば完了(完全に抜けなくて大丈夫)。
抜いたオイルは500mlに。300ml減っていました。(およそ3000km走行後)

③ ドレンボルトを戻す
ここがトラブル最多ポイント。
- 最初は必ず手で回す
- 引っかかるならやり直す
- 最後だけ工具で締める(できればトルクレンチ)
※締めすぎ=ネジ山破損で高額修理になることも。
適正トルクで締めれば安心です。
④ 新しいオイルを入れる

まずセンタースタンドにする。
- ジョウゴを使用
- 規定量より100cc少なめで入れる
- 一度エンジンを1分ほどかける
- エンジン停止後3分待って量確認
- 微調整して再確認
入れすぎると抜き直しが面倒。慎重でOK。
⑤ エンジン始動・漏れ確認
暖気運転し、ドレン周辺を確認。
漏れがなければ完了です。
オイルを入れすぎた場合の対処法【実体験】
もしオイルを入れすぎてしまった場合、
ドレンボルトを抜いて量を調整するのはおすすめしません。
私は以前そうして、
抜きすぎ → もう1缶開封 → 再調整
という失敗をしました。
時間もコストも余計にかかり、
「これなら店に頼んだ方がよかった…」と正直思いました。
ではどうするか?
注射器+チューブでオイル注入口から少量ずつ抜くのが安全です。
- 100ccずつ抜く
- 量を確認
- 必要なら再度抜く
地味ですが確実です。
そもそも入れすぎないために
- 最初は規定量より100cc少なめ
- 暖気後に確認
- 少し足す
- 暖気後に確認
2、3回に分けて入れるのがいちばん楽です。
店舗依頼とDIYの比較【年間コスト差】
| 項目 | 店舗 | DIY |
|---|---|---|
| 1回の費用 | 2,000〜3,000円 | 約1,000円 |
| 年3回 | 約6,000〜9,000円 | 約3,000円 |
| 待ち時間 | あり | なし |
| オイル選択 | 店任せ | 自由 |
年間で約3,000〜6,000円差。
さらにオイルの質も自分で選べます。
よくある失敗と対策
- いきなり工具で締める → ネジ山破損
- 周りを拭かない → 砂混入
- 入れすぎ → 抜き直し地獄
全部“焦り”が原因。
落ち着けば防げます。
実際に16万km乗ってわかったこと【経験ベース】
■ マグネット付きドレンボルトに変更している理由

途中からマグネット付きドレンボルトに変更しています。
微細な金属粉の付着確認ができるからです。
劇的な効果ではありませんが、
「エンジン内部を少し見える化できる」安心材料になります。
■ ストレーナーはどれくらい確認すべき?
PCXはカートリッジ式フィルターではなく、
内部にストレーナーがあります。
私の場合:
- 初回確認
- 2回目確認
- 10,000km時点で確認
- 以降は異常なし
現在16万kmでトラブルなし。
■ ドレンワッシャーは毎回交換していない
基本は交換推奨。
私は再利用していますが、漏れはありません。
大事なのは:
- 変形がないか
- 傷がないか
- 適正トルクで締めているか
「交換不要」ではなく、
状態を見て判断しています。
よくある質問(FAQ)
Q. 何キロごとに交換?
3,000km目安。
Q. フィルターは?
カートリッジ式はありません。内部ストレーナー清掃。
Q. 廃油処理は?
廃油処理箱に吸わせて可燃ゴミ(自治体確認)。
Q. 保証は?
規定オイル・量を守れば基本問題なし。
まとめ|オイル交換は「節約×安心」の入口
- 難しくない
- 特別な才能もいらない
- でも確実に差が出る
オイル交換は「整備」ではなく、
自分の時間とお金を守る行動です。
最初の一回だけ、少し勇気がいります。
でもその一回が、
自分の時間とお金を守る力になります。

